ゴルフを始めようとしてまず迷うのが、クラブを何本、どれを買えばいいのかです。
お店に行くと14本入りのセットが並んでいますが、初心者に14本は必要ありません。むしろ本数が多いほど、どれを使うか迷って上達が遅れます。
この記事では、クラブの種類ごとに「必要」「あれば良い」を仕分けし、実際に何本あれば回れるのかを整理します。
この記事でわかること
- ルール上の上限は14本だが、初心者には不要な理由
- クラブごとの「必要」「あれば良い」の仕分け
- 6番アイアンから急に難しくなるという現実
- 練習はウェッジから始めるべき理由
- セットで買うか、単品で揃えるか
まず結論:初心者は7本あれば回れます
| クラブ | 必要度 | 役割 |
|---|---|---|
| ドライバー | 必要 | 1打目。飛ばす楽しさを味わう |
| フェアウェイウッド | あれば良い | 1打目の代わりにも使える |
| ハイブリッド(ユーティリティー) | あれば良い | 長い距離を高く上げる |
| アイアン(7〜9番) | 必要 | コースでいちばん使う |
| ウェッジ(PW・SW) | 必要 | 短い距離。スコアを最も左右する |
| パター | 必ず必要 | グリーン上では他のクラブを使えない |
7番・8番・9番アイアン、PW、SW、ドライバー、パター。この7本があれば18ホール回れます。ルール上は14本まで入れられますが、使えないクラブを持っていても意味がありません。
ここからは、クラブごとに詳しく見ていきます。
①ドライバー
1番ウッド(W#1)とも表現されるウッドの一種。ゴルフクラブで一番長さが長く、飛距離を重視した設計のクラブ。
【感想】必要!コースでは基本的には最初に使うクラブ。飛ばす!という欲求を満たしてくれます。ただ、最初の練習ではドライバーは長さが長いのでもっと短いクラブ(ウェッジなど)でクラブの操作を覚える方が先かも
②フェアウェイウッド
3番、4番、5番、7番などがあり、数字が少ない方がクラブが長く、距離を出せる。数字が大きくなると距離はそこそこですが高さが出しやすくなります。
【感想】あれば〇。初心者だとコースではあまり使いません。というのも初心者だとラフや傾斜地にボールがいきやすいので平地から打つ用のフェアウェイウッドは活躍する機会がないかも。1打目でドライバーの代わりに使うのは〇
③ハイブリッド(ユーティリティー)
クラブの長さはアイアンの長さに近く、ヘッドの形状はウッドに近いクラブの一種。
【感想】あれば〇。フェアウェイウッド同様
④アイアン
3番アイアン~9番アイアンなど数字で表現されるものとPW(ピッチングウェッジ)、SW(サンドウェッジ)や「50°」「56°」などクラブの角度で表現されるものがある。ここでは9番から上のこと。
【感想】必要!コースの中でよく使うし、かなりの重要度です。9番から7番くらいまでは同じくらいの難易度ですが、6番から難易度がぐっと高くなります。
⑤ウェッジ
9番アイアンより短い飛距離を狙う場合に使うクラブでアイアンの仲間。距離を調整して打つ場合などで活躍しますので非常によく使うクラブです。
【感想】必要!短い距離ではウェッジしか使いませんし、初心者にとってウェッジのショットの出来がとてもスコアを左右します。また、練習でもクラブの操作に慣れるために一番最初にマスターしたいです。ヘッドが重く遠心力を感じやすいのでクラブがどこを通っているか、スイングの確認ができます。
⑥パター
他のクラブと違い、一般的なゴルフ場ではグリーン上でパター以外のクラブを使うことが出来ません。従って、1本必ず必要になるのがパターです。
【感想】必要!またとても重要。室内でも練習可能です。
「6番から難易度がぐっと上がる」という現実
上で触れたとおり、9番から7番まではだいたい同じくらいの難易度ですが、6番から急に難しくなります。ここが初心者にとって重要な分かれ目です。
| 番手 | 難易度 | 理由 |
|---|---|---|
| PW・9番・8番・7番 | 扱いやすい | 短くてロフトがあり、球が上がりやすい |
| 6番・5番 | 急に難しくなる | 長くなり、ロフトが立って球が上がりにくい |
| 3番・4番 | 初心者には厳しい | プロでも難しい番手 |
だから「7番から下だけ買う」で構いません。5番や4番アイアンを買っても、当たらずに終わります。長い距離が必要ならハイブリッドのほうが簡単です。
練習はウェッジから始めてください
これは多くの初心者が逆をやっています。最初にドライバーを振りたくなりますが、そこから入ると遠回りです。
ウェッジから始めるべき理由は3つあります。
- 長さが短いので操作しやすい…クラブをコントロールする感覚が身につきます
- ヘッドが重く、遠心力を感じやすい…クラブがどこを通っているか分かるので、スイングの確認になります
- スコアへの影響が最も大きい…短い距離の出来がそのままスコアに出ます
ドライバーはいちばん長いクラブです。短いクラブで操作を覚えてから長いクラブへ——この順番が結局は近道になります。
フェアウェイウッドとハイブリッドが「あれば良い」止まりな理由
どちらも便利なクラブですが、初心者のコースではあまり出番がありません。
理由は単純で、初心者のボールはラフや傾斜地に行きやすいからです。フェアウェイウッドは名前のとおり平らなところから打つためのクラブなので、そもそも使う場面が来ません。
ただし1打目でドライバーの代わりに使うのは有効です。ドライバーより短いぶん当たりやすく、OBのリスクも下がります。「ドライバーが怖い」段階では、こちらのほうがスコアがまとまります。
セットで買うか、単品で揃えるか
| セット購入 | 単品で揃える | |
|---|---|---|
| 価格 | 安い(1本あたりに直すと割安) | 高くなる |
| 手間 | 一度で済む | 選ぶ時間がかかる |
| キャディバッグ | 付いていることが多い | 別途必要 |
| 使わない本数 | 出る | 出ない |
| 買い替え | まとめて替えることになる | 1本ずつ替えられる |
始めたばかりならセットで十分です。まだ自分に何が合うか分からない段階で、1本ずつ選ぶ意味は薄いためです。
セットには使わない番手も入っていますが、キャディバッグ込みで揃う手軽さと価格を考えれば妥当です。上達して「このクラブだけ変えたい」と思えるようになってから、単品で買い替えていくのが自然な流れになります。
左利きの方へ
左利き(レフティ)用のクラブは店頭在庫が少ないのが実情です。セットでも左用が用意されている商品を選ぶと確実です。
中古という選択肢
クラブは消耗品ではないので、中古でも十分使えます。とくに最初の1セットは中古で始めて、続きそうだと分かってから新品を買う、という進め方は合理的です。
ただし次の点は確認してください。
- グリップの状態…硬くなっていたら交換が必要(1本1,000円前後)
- フェースの傷…深い傷があるものは避ける
- シャフトの硬さ…体力に合っているか(初心者は柔らかめが振りやすい)
クラブ以外に最低限必要なもの
| もの | 必要度 |
|---|---|
| ゴルフシューズ | 必要(滑るとスイングにならない) |
| グローブ | 必要(滑り止め・マメ防止) |
| ボール・ティー | 必要(初心者は無くすので多めに) |
| キャディバッグ | 必要(セットに付属することが多い) |
| 襟付きシャツ | 必要(コースのドレスコード) |
| 距離計 | 後回しでよい |
ボールは多めに持っていってください。初心者は1ラウンドで数個なくすのが普通です。
よくある質問
Q. 本当に14本も入れられるのですか?
A. ルール上は14本までです。それを超えると罰打になります。ただし少ないぶんには問題ないので、7本でも公式競技でなければ何も言われません。
Q. パターだけ良いものを買うべきですか?
A. その考え方は正しいです。パターはスコアの約4割を占め、しかも自宅で練習できます。長く使えるクラブなので、最初から気に入ったものを選ぶ価値があります。
Q. 女性用と男性用は何が違いますか?
A. 長さ・重さ・シャフトの硬さが違います。体格に合わないクラブは上達を妨げます。身長で選ぶのが基本なので、必ず試打してから決めてください。
Q. 練習場に行くのにも全部必要ですか?
A. 不要です。ウェッジ・7番アイアン・ドライバーの3本があれば練習は成立します。持ち運びも楽です。
Q. 買う前にレッスンを受けたほうがいいですか?
A. レンタルクラブがあるレッスンなら、先に受けてから買うのは賢い順番です。自分の体力や振りやすさが分かってから選べます。
まとめ
- ルールは14本までだが、初心者は7本で回れる
- 必要=ドライバー・7〜9番アイアン・ウェッジ・パター
- フェアウェイウッドとハイブリッドは「あれば良い」。初心者のコースでは出番が少ない
- 6番アイアンから急に難しくなる。5番・4番は買わなくてよい
- 練習はウェッジから。短いクラブで操作を覚えるほうが近道
- 最初はセット購入で十分。上達してから1本ずつ替える
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最初の1セットは、長さと重さが体に合っているかで上達の速さが変わります。試打してから選びたい方も、まずはどんなセットがあるか見比べておくと店頭での判断が早くなります。
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